※今回は舞台監督のじぇいさんが京都の吉田寮について書いてくださいました。(若宮)
先日、京都に行ってきました。 観光が目的というわけではなく、弟の受験の付き添いとして行ってきました。 弟が受験している間に寮を見学したり、寄り道したり、寄り道したりしてきました。 3つの寮を見学させてもらったのですが、今回はその1つについて書かせていただきます。
ズバリ、吉田寮です。
ここで書くまでもなく、有名ですよね。 学生が自治をおこなっているのですが、大学側から立ち退きをするように訴訟を起こされている という無茶苦茶面白い寮です。
そして、日本最古の学生寮らしいです。
まず見えてくるのは立て看板。
寮の敷地の入り口周辺の通りに立てられていました。
敷地の入り口から存在感がすごいです。 その入り口のところになんとこたつが設置されているのです。
敷地内といえど、野外ですよ。 そこに寮生が数人入っていて、まるで室内のように「暖かいよ。入る?」って言ってました。 ん??と思ってよく見てみると、あのグルグル巻くタイプの延長コードを使ってちゃんと寮内から 電源を確保してきているのです。
衝撃的でしたね。 野外にこたつがあるだけでもすごいのに、それがしっかり稼働しているなんて。
中は評判通りカオスでした。
色々なものがあって、カルチェラタンって感じでしたね。 階段の支柱みたいなものも、床と垂直なわけではなく傾いたりしていて、本当にアニメの世界に 紛れ込んでしまったような感覚がありました。 人が実際に生活しているからいいんでしょうけど、あれは観光スポットとして成立するんじゃない でしょうか。
寮内を見て回るだけでもすごく面白かったです。
見た感じ通り、生活様式もかなり自由なようで、3部屋を6人で使ったりしているそうです。 どういうことかというと、勉強部屋、寝室、リビングと部屋ごとに役割を分けて、6人で使ってい るそうです。
言われてみれば簡単なことなんですが、思いつきもしませんでした。 さすが京大生、考えることが違います。
そして、一番面白かったのはパンフレットです。
なんと180ページ以上あります。 そしてその中に寮のイベントのチラシやカレンダーが挟み込まれていました。 受け取った瞬間、「重っ」っと思いましたね。 受け取った人の多くがそう思うようで、パンフレットの中でも受け取った人のリアクションとして そのように描かれていました。
内容はというと、7割くらいが寮とは関係のないことで占められていて、寮内の雰囲気と同じくカ オスでした。 目次があり、分類ごとにまとめられていましたが、それが機能してなくほとんどが分類不可と なっていました。
吉田寮のホームページから読めるそうです。 とても個性的でカオスで、読み物として面白いので是非読んでみてください。
混沌についてでした。
Comments